上記2曲は、今から5年以上前にリリースされた楽曲。つまり、必ずしも最新の曲がバズるわけではないということだ。とはいえ、「最新」でないにしても、「最近」の曲ではあるかもしれない。はたして30年以上前となる「昭和」の楽曲は、インフルエンサーたちの動画投稿に使われているのか。
◆1曲だけあった!大人気アニメ作品の主題歌
TikTokの動画を無数に再生していくなかで、ついに見つけた。1981(昭和56)年リリースの楽曲『ラムのラブソング』(松谷祐子)だ。大人気アニメ『うる星やつら』の主題歌で、「あんまりソワソワしないで」のフレーズはあまりにも有名。TikTokでは、まさにそのフレーズから始まるサビにあわせた振りで踊る動画が多数投稿されている。
その火付け役は、男性3人組グループ「ローカルカンピオーネ」。様々な楽曲にオリジナルのダンスをつけた動画を投稿し、数々のトレンドを生み出し続ける大注目の存在だ。
彼らが考案した『ラムのラブソング』の振り付け動画は、投稿後1週間で、10万件以上の“いいね”が付けられ、再生数も100万回を超えている。さらに人気TikTokerらも彼らの振りを真似して踊った投稿を公開し、次々に拡散。昭和の楽曲がバズっている様子を目の当たりにすることとなった。
◆世代じゃないのになぜバズるのか?
おそらく『ラムのラブソング』で踊っている投稿者のなかで、『うる星やつら』世代の人はほとんどいないだろう。にもかかわらずなぜ、ここまで拡散されたのか。TikTokのフォロワー数が合計60万人のアイドルデュオLovelysに理由を聞いてみた。
@localcampione 俺らが可愛すぎるからって、あんまりソワソワしないでね?LCが誰より1番❤️##ソワソワチャレンジ##ローカルカンピオーネ ##ローカルカンピオーネ?? ##松谷祐子 ##ラムちゃんのラブソング
♬ ラムのラブソング - Yuko Matsutani