井戸・兵庫県知事「誇りと愛着、いつまでも」最後の県議会、5期20年振り返る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

井戸・兵庫県知事「誇りと愛着、いつまでも」最後の県議会、5期20年振り返る

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 兵庫県の6月定例議会が9日、閉会した。新型コロナウイルス対策を主な目的とし、2次補正を含め計2,380億円を増額する一般会計補正予算案などを可決した。また、県議会の正副議長選が同日行われ、議長に藤本百男氏(67)、副議長に谷口俊介氏(43)が、それぞれ選出された。両氏はいずれも最大会派の自民党県議団(32人)に所属しており、7月の知事選候補者選定をめぐり分裂した自民党兵庫(12人)も足並みをそろえたことで、自民党は50年以上続く「正副議長ポスト独占」を維持した。

7月末に任期満了の井戸敏三知事「兵庫への誇りと愛着、いつまでも ポストコロナ時代の兵庫の挑戦を見守る」などと述べた(6月1日=定例会初日に撮影)
7月末に任期満了の井戸敏三知事「兵庫への誇りと愛着、いつまでも ポストコロナ時代の兵庫の挑戦を見守る」などと述べた(6月1日=定例会初日に撮影)

◆井戸知事「ふるさとは五国の魅力に 満ちみちて 県(そこ)に住む人 幸せつくる」5期20年の任期満了を前に

 7月末に任期満了を迎える井戸敏三知事にとっては最後の定例議会となった。退任のあいさつで井戸知事は、「兵庫への誇りと愛着はこれからも、いつまでも持ち続けたいと思う。ポスト・コロナ時代への兵庫の挑戦を見守っていきたい」などと述べた。また、「阪神・淡路大震災からの創造的復興、収支均衡を達成した行財政構造改革は県民や職員の協力があってこその成果だ」と、県政史上最長となる5期20年の任期を振り返った。

 そして最後に「ふるさとは五国の魅力に 満ちみちて 県(そこ)に住む人 幸せつくる」と詠んだ。井戸知事はイベントや記念式典などで短歌を詠むことで知られ、この日は県議会議長に選任されたばかりの藤本議員から受け取った花束を手に議場を後にした。

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