7月18日投開票の兵庫県知事選挙を前に、兵庫県警は本部と県内46警察署に選挙違反取締本部を設置、約8300人態勢で選挙違反の摘発や情報収集に当たっている。
20年ぶりにトップが交代する今回の兵庫県知事選には、新人5人が立候補し、激しい選挙戦が展開されているが、捜査2課によると、6月28日までに知事選に関連して警告が3件あった。うち2件は政治活動用ポスターなどの掲示に関する違反、1件は立候補届が受理される前に選挙運動をする「事前運動」だった。
近年の傾向として、インターネットを利用した選挙運動が広がり、候補者を装ってツイッターやメールを発信する行為や、匿名掲示板での中傷といった違反行為も取り締まる。2017年に行われた前回知事選では、二重投票やポスターの損壊など3件の違反を摘発。警告は4件だった。さらに前々回、2013年では、詐欺投票などで4件を摘発した。