高校時代のつらい経験を胸に 落語家で僧侶・露の団姫、尼崎に道心寺を開山「人間の命ってお金にも何にも代えられない」

LINEで送る

この記事の写真を見る(17枚)

 落語家であり、天台宗の僧侶でもある「露の団姫」(つゆのまるこ)さんが、7月7日(水)、兵庫県尼崎市に「道心寺」を開山した。新型コロナウイルスの影響による数度の延期、そして寺院作りの様々な困難を乗り越え、迎えた当日、団姫さんが語った思いとは――。

道心寺
露の団姫さん

◆「笑い」で人々を元気に、願いを込めた開山

――開山を迎えた今、どのようなお気持ちですか?

【露の団姫】 本当に開山するんだなぁという、うれしさはもちろん、不思議な気持ちですね。やっぱり、苦しんでいる人の気持ちが少しでも楽になれば……という願いが一番にありました。あとは、どんな時でも「笑い」ですね。私自身、この1年半ほど全く仕事がない状態だったのですが、ただ愚痴るのではなくて「住職になる前に無職になりそうな勢いです!」なんてお客さんに話してみたり。それで皆さんが笑ってくれると、頑張ろうって気持ちになれるんですよ。そうやって皆さんから元気をいただきながら、私からも皆さんに元気をお伝えできるようにと思って、このお寺づくりを進めてきました。

――尼崎に「道心寺」を建立したのには、何か理由があるんでしょうか?

【露の団姫】 10年前、結婚を機にこの尼崎へ引っ越してきたのですが、「尼崎ってめっちゃええ町やん!」と思ったんです。いろんな人が認め合いながら暮らしている町なので、道心寺の「いろんな人がそれぞれいて良いんだよ」というコンセプトと同じでした。だから建てるなら尼崎だなと思いました。それから、阪神間には天台宗のお寺が1か寺(いっかじ)しかないんですよ。兵庫県内だと、ほとんどが姫路や丹波に固まっているので、そういう意味でも阪神間に建てる必要があるなと思いました。

本堂
本堂

◆目指すのは、抜苦与楽の実現

――『道心』という言葉は、仏教用語では『志』を意味するそうですね。


【道心寺 公式HP】
【露の団姫 公式ブログ】


 

LINEで送る

関連記事