未来のために外来種の「ミドリガメ」を食べてみた 「唐揚げ」「トマト煮込み」など意外な調理で

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 先日、ミドリガメを食べました! ここでお話しするミドリガメは、「ミシシッピアカミミガメ」のことです。

 ご存知かもしれませんが、この「アカミミガメ」は、もともとペットだったものが野生化して大繁殖し、各地で生態系を脅かしたり、水生植物を食べ荒らしたりして、大問題になっている外来種です。

 だから、何とか減らしていかな、あかんのです。

 そこで、民間の保護団体「和亀保護の会」の西堀智子さん監修で、防除の仕方の一つとして教えていただいたのが、なんと「ミドリガメを、食べる」!!

 それにならいまして、兵庫県加古郡稲美町の「いなみ野水辺の里公園」で行われる夏祭りなどのイベントでは、ミドリガメ料理を、4年ほど前から振る舞いだしているんです。

 今回、夏祭りの準備の合間に「どうぞ、食べに来てください」との連絡が入りましたので行ってまいりました。

 調理をしてくれたのが、「いなみ野水辺の里公園」スタッフの若松千恵子さん。

☆ミドリガメの骨付き唐揚げ
ニンニク・生姜・しょうゆで味付けして片栗粉をまぶして、カラッと仕上げます。揚げたてをかぶりつきました。「う〜ん! うまい!」 臭みとか、全くなく、腕の付け根の部分だったこともあり、良く運動しているせいか、身もギュッとしまった感じ。まるで、ひね鶏のような食感と味で、これはビールに合いますね!

☆ミドリガメのトマト煮込み
ニンジン・豆・トマト・ミドリガメの肉を入れて煮込み、スパイスで味付け。ミドリガメの肉と野菜との相性が良く、煮込んでカメの出汁のコクも出ているんでしょうね。なんかイタリアンなうまさを感じます。これにあうのは、やっぱりワインですかね。

☆ミドリガメのレバーの串焼き
レバーを牛乳につけて臭みをとり、生姜を入れて湯がいた後、甘辛く甘露煮にしたものを、串に刺して焼きます。これまでのすべてがおいしかったのですが、僕は、これが1番好きでした! 牛や豚や鶏などのレバーのような独特な鉄分くささの味は全くなく、食べやすく、パクパク食べれるのがミドリガメのレバー。これは焼酎ロックとあいますね!

 とまぁ、ビックリするぐらい、おいしいミドリガメ料理の数々。食べた後、なんか元気になるし、次の日の肌ツヤの良いこと……。スッポン料理を食べた後と感じが似ているなぁって思いました。

 じゃあ、どんどん食べれば良いのではと思ってしまうんですが、実は、調理するにあたり、ミドリガメの甲羅を取り外すのが大変だったり、大きさの割には食べれる部分が少なかったりと、課題も多いのが実情だそうです。

「和亀保護の会」の西堀さんは、「増えすぎたミドリガメを食べたり防除して、みんなで日本の固有種を守っていきましょう」と言います。また、「いなみ野水辺の里公園」スタッフの若松さんは、「食べることで生態系のことや外来種は放してはいけないということを考えて欲しい」と語っていました。

 いやぁ、しかし、ミドリガメ、うまかった……!

(ラジオ関西『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)

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バズろぅ! | ラジオ関西 | 2021/08/18/水 17:55-18:00

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