JR琵琶湖線(大津~米原)~“歴史ロマンと地元グルメ満載”近江路を駆け抜ける新快速 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

JR琵琶湖線(大津~米原)~“歴史ロマンと地元グルメ満載”近江路を駆け抜ける新快速

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◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.43

 兵庫・大阪・京都・滋賀・福井の5府県を駆け抜けるJR西日本の「新快速」。その総走行距離は256kmにも及びます。なかでも滋賀県の琵琶湖の東側を走る「琵琶湖線」は京都・大阪と直通するベッドタウンとして未来を切りひらき、かつ、近江の歴史ロマンがたっぷりつまった興味深い路線なんです。では今回は大津から米原までをご紹介します。

 新快速は京都を出ると複々線の内側線を走ります。「大津」は県庁所在地でありながら、県内乗降客数は第6位という位置に甘んじています。駅前の再開発もなかなか軌道に乗らず、「琵琶湖大花火大会」や「大津まつり」の日以外は残念ながらとても静かな駅と化しています。

「石山」は東レなどの企業城下町として栄え、駅前にはサラリーマンや学生向けの飲食店がズラッと軒を連ねます。ここで京阪石坂線とも連絡し、紫式部ゆかりの石山寺や瀬田の唐橋への最寄駅にもなります。

 ちなみに「琵琶湖線」といっても、琵琶湖が見えるのはごくわずかの瞬間だけ。それが「石山」を過ぎて瀬田川橋梁を渡る時なんです。左の車窓から琵琶湖とその向こうに近江大橋。右の車窓は近江八景「瀬田の夕照」でも有名な瀬田川を眺めることができます。この瀬田川は琵琶湖から流れ出る唯一の河川で、京都では宇治川、大阪に入って淀川と名を変えます。

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「南草津」は1994年に地元の請願駅として誕生した琵琶湖線で一番新しい駅。立命館大学を誘致して、2011年には新快速停車駅に昇格。一面田んぼだったところはファミリー向けのマンションが立ち並び、いまや草津を抜き県内一の乗降客数を誇っています。

「草津」は東海道と中山道が接する宿場町として古くから栄え、草津宿本陣ではその面影を知ることができます。ここで貴生川・柘植方面への草津線と接続。また駅前には滋賀県唯一の百貨店となった草津近鉄(近鉄百貨店草津店)があります。

 その後、中山道の宿場町として栄えホタルの街で有名な「守山」、大規模な車両基地があり標高432mの近江富士(三上山)が迫ってくる「野洲」に停車。

 次は近江商人発祥の地「近江八幡」。映画のロケ地にもよく使われる八幡堀の美しい風景や、白壁土蔵の近江商人のお屋敷街を歩き、ロープウェイで八幡山に登って市内や琵琶湖を一望してみてください。またゆったりと手漕ぎ舟に揺られながらの水郷めぐりや、たねやが展開する和洋菓子のテーマパーク「ラ コリーナ近江八幡」も人気コースです。


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羽川英樹ハッスル! (1) | ラジオ関西 | 2021/08/19/木 10:00-11:00

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