一生に一度するかどうかという住宅リフォームは、やはり失敗したくないもの。とはいえ、どういうところに気を付ければいいのかわからない人も多いはず。リフォームする際の注意点について、「リフォーム.デザイン ゆめや」(神戸・六甲アイランド)を営む株式会社ゆめやの代表・盛静男さんとインテリアコーディネーター・千賀由佳さんに話を聞いた。
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「リフォームを考えているお客さんは、うまく収納をできるようにしたいと相談される方が比較的多いです。そんな方にオススメしているのはウォークスルークローゼットです。ウォークインクローゼットはよくありますが、ウォークスルークローゼットにすれば風が抜けてカビなども発生しにくく、服も取り出しやすいため、紹介するとすごく喜ばれますね」(千賀さん)
「リフォームをしたいが、具体的なイメージがわいていない」という場合はどうすればいいのか、盛さんが教えてくれた。「まずは家族みんなの意見をまとめてください。その際、5~10年後の家族構成など想像して優先順位を決めるといいでしょう。ある程度まとまれば、自分たちの夢を叶えてくれそうなリフォーム会社さんをホームページで探すなどして、良い噂がある会社さんに相談してみてください。その時のポイントは、キッチンなどはやはり女性の方の意見をもとに決められるご夫婦が多いので、女性目線で相談に乗ってもらえそうなところにするといいと思います。また、リフォーム施工実績が豊富なところを選ぶと失敗しにくいでしょう」
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ゆめやには体感型のショールームがあり、水回りの設備や、内装材まで様々な見本が揃うので現物を見ながらイメージを固めていくことができる。コロナ禍で、リモートワーク用の組み立てデスクや玄関での手洗い場などの問い合わせが増えているそうだが、こうしたものの現物も見ることができる。
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さらに好評だというのが「リフォーム図書館」だ。実際の利用客の施工前と施工後の写真を見比べることができ、工期や金額なども確認することができる。こうした冊子が数多く並んでいるので、こちらを見るだけでも夢がふくらんでいく。リフォームで失敗しないためには、ほかの人の施工事例をしっかりと確認してイメージをふくらませることも重要だという。
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最近ではSNSの発達により、インスタグラムやピンタレストといったSNSを見て、「こんな部屋にしたい」と相談に来る方もいるようだ。いろいろな事例を調べてから来る方もおり、昔は壁紙といえば真っ白を選ぶ割合が多かったが、最近ではグレー系など個性を出す方も増えているという。防犯上、時計や宝石など大切なものをしまっておくための「隠し収納庫」、「金庫」のようなものをつくる人もいたそうで、そうした要望にも最大限応えることができるように努力しているそうだ。