兵庫県は7日、知事と県議会議長の公用車だった高級セダン「センチュリー(トヨタ)」のリース契約を同日付で2台とも解約したと発表した。井戸敏三・前知事が2019年、それまでのレクサスから変更して導入したもので、2台で1か月あたり約50万円という高額なリース料が批判を浴びていた。斎藤元彦知事は、7月の県知事選でセンチュリーの廃止を公約に掲げ、知事就任後も解約する意向を示していた。
解約に伴う「清算金」は2台で計770万円程度かかるが、センチュリーの契約が満了する2026年8月まで使い続ける場合と比較すると、2台分で少なくとも1,000万円を超える経費削減になるという。
新たな公用車の車種は未定だが、入札を経てハイブリッド車(ワンボックスタイプ)が2台、導入される見通し。納車は2020年2月を見込んでおり、それまでは共用車を利用することからリース料はかからないという。
なお斎藤知事はセンチュリーについて「自分には分不相応だ」として、知事就任後は職員用のワンボックスカーを公用車に代用している。