日本初の女子プロサッカーリーグ、「WEリーグ」が、いよいよ9月12日から開幕する。その女子サッカー、そして、関西からの唯一の参入クラブで神戸をホームとするINAC神戸レオネッサを応援するのが、ラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)だ。
WEリーグの開幕、初代女王を目指すINAC神戸の奮闘に、クラブ応援番組も意気上がるなか、番組パーソナリティーを務める元Jリーガーの近藤岳登、関西の朝を彩る“エレクトーンのお姉さん”赤﨑夏実(INAC神戸応援大使)、番組発足当初からキッズリポーターとしてかかわってきた15歳の女優・寺田光が、女子サッカー、INAC神戸、そして番組への思いを語った。
◆「サッカー素人の2人の意見が、実はすごく重要」(近藤)
――番組を通して、女子サッカーへの思いに変化はありますか?
【近藤岳登(以下、近藤)】 (見方が)変わったというのはないかな。ただ、面白い、面白くないを含めて、自分のなかで「ここが足りない」とか「ここが可能性はあるな」とか、より詳しくなったというか、そんな思いが強くなりました。
今までは「女子サッカー=面白くない」という思いがあったのは正直なところ。Jリーグを見てから、なでしこ(女子)のリーグを見たら、スピードも遅いし、展開も(大きく)ないし……。でも、女子サッカーを見続けさせてもらうなか、今度はどうやったら面白くなるのかなとか、どうやったら盛り上がるのかなという目線でサッカーを見るようになりましたね。女子サッカーはJリーグとまったく別物だと考えるようになりましたし、見ると面白い部分が段々見つかるというのはあります。
――サッカーにそこまで知識のない赤﨑さん、寺田さんとともに番組を進めていますが、2人をレクチャーしつつ、楽しく盛り上げるのが、この番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』の特長と言えるのでは?
【近藤】 サッカー素人の2人が感じていることこそ、おそらくWEリーグがどう見られているかということだと思うので。これがJリーグの番組だと、「なにを言っているんだ?」「(番組)どうすんだ……」という思いになったかもしれませんが。
でも、WEリーグは女性中心のものだし、この2人の(女性ならではの)意見にはいつもハッとなるときもあるんです。根本的には、サッカーを知っている元Jリーガーの俺が何か言うよりも、この2人が言ったことが現実的にたぶん必要なこと。もっとよくするためにはこの2人が言ったことを取り上げていったほうが、(進むべき道は)WEリーグは早いなと思います。