――赤﨑さんとしては、選手とのつながりも増えたりしてきたなか、プロリーグに期待することは?
【赤﨑夏実(以下、赤﨑)】 昨年とかも、スタジアムDJとかで毎試合(INAC神戸のホームゲームに)行かせてもらって、近くで同じ目線で初めて試合を見させていただきました。そこから今回、WEリーグでは全チームがプロになったことで、どんな化学反応が出たり、スタジアムの雰囲気がどう変わるのかとかは、すごく楽しみでもあります。DAZNさんもついたりして、配信もちゃんとフォローされて、これからどんなものができてくるのかなと。
女性なので、近くでみると、「こんなに細かいボールさばきとかあるのか」とわかるようになりました。Jリーグほどは今まで見られなかったと思いますが、実際に見ると、本当にすごいんですよ! なので、そういうところも配信などで見られることで、また新たなファンも付くでしょうし、それにあわせてスタジアムに来られるお客さんもたくさんいると思うので。私はJリーグ開幕のことはそこまでわかっていないけど、そのときの盛り上がりみたいなものが、コロナ禍ではあるけど、WEリーグにもまたくるんじゃないかと。わくわくする期待はもちろんあります。当然INAC神戸の初代チャンピオンを夢見て応援していますし、全体が楽しみです!
◆「WEリーグ開幕って、本当にすごいこと! その一助を担うべく面白い番組にしたい!」(近藤)
――それでは最後、岳登さん、締めてください!
【赤﨑】 これを締めるの?
【近藤】 ほんとにバラバラなのに……(苦笑)。それはともかく、俺が思うのは、Jリーガーとかって、「俺Jリーガーなんです!」と自信を持って生活できる。それこそアーティストさんとかタレントさんとかと同じような立ち位置で自慢していけるところもあるように思うんだけど、どうしても女子サッカーって、なんとなくそんなのがないような感じ。「女子サッカーをやっていますが、知らないですよね……」みたいな。芸能人といわれるモデルさん、女優さんとかはすごいちやほやされたり、憧れの存在というのがあるけど、なでしこの選手はそういう立ち位置にいられなかった。
でも、このWEリーグをきっかけに、そういうところを変えてほしいなと。DAZNもyogiboも(大手スポンサーや配信先も)つくし。プロ化という後押しも含めて、INAC神戸の選手もそうだけど、「スター!」というか、「WEリーガーすげえ!」となって、サッカーをやっている女子たちが、「かっこいいな」「素敵だな」「ああなりたいな!」とか思ってもらえるリーグになってほしい。
これまでスタジオにも何人もの選手が来てくれたけど、「私、WEリーガーなんです!」というオーラは、まだないのよ。でも、そういうのを選手たち全員に持てるようなリーグになってほしい。ちゃんと胸張っていえるようなリーグに。それをこの番組をやっている僕らもそうだし、何人ものスタッフたちや、DAZNなども含めて、WEリーグ開幕を盛り上げようとしているなか、何人がちゃんと考えているかなというところ。それ(WEリーガーの地位向上)に対するアプローチはガンガンにしていかないと、ついてこないもんね、次が。