「酒は呑め呑め 茶釜でわかせ お神酒あがらぬ 神はない」……とか、「論語孟子も 読んでは見たが 酒をのむなと 書いてない」……。何やら「飲み助の言い訳」とも取れなくもない微妙な内容だが、どこか、ほほ笑ましくもある。
丹波篠山は酒どころであると同時に、神戸から西宮にかけて広がる、日本一の酒造地帯へ集団で出稼ぎし、「灘の生一本」を醸す「丹波杜氏」の古里でもある。「灘の名酒はどなたがつくる おらが自慢の 丹波杜氏」……の歌詞には、杜氏の自負と誇りがうかがえる。
【参考文献】
・兵庫県公式観光サイトHYOGO!ナビ
・文化庁日本遺産ポータルサイト
◆おすすめスポット
丹波篠山市福住のパン屋「なりとぱん」
デカンショ祭りの里、丹波篠山市のおすすめスポットは、福住のパン屋「なりとぱん」。
宿場町福住の街道沿いに「なりとぱん」と書かれた提灯が目印のこのお店、もともと大阪市内で13年間も営業していた人気のパン屋が、この福住に移転してオープンした。
店主が、パンの配達でドライブがてら来ていた丹波篠山を気に入って、「ここに住みたい! この街の人々が超あったかい!」ということで、移転オープンしたのだから、その出会いと行動力に驚きだ。
いまは素敵なお店も、もともとはボロボロの空き屋。そこを街の皆さんの協力で修復して新しくお店をオープンしたとのこと。
「店主は、もともと人見知りで、あまり人としゃべるのが苦手だったですが、この街に来て、すごい人が変わったようなんです」と話すのは店主の奥様。
【兵庫県公式観光サイトHYOGO!ナビ】
【文化庁日本遺産ポータルサイト】
「歴パ!ひょうご地域遺産バトンリレー」アーカイブ記事
◆『歴パ!ひょうごの地域遺産バトンリレー』 2021年9月11日放送分