刑事責任能力、最大争点 神戸・5人殺傷事件被告・初公判「心神喪失・無罪」主張 検察側「思い込み激しく、ストレスため込み爆発」指摘 神戸地裁 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

刑事責任能力、最大争点 神戸・5人殺傷事件被告・初公判「心神喪失・無罪」主張 検察側「思い込み激しく、ストレスため込み爆発」指摘 神戸地裁

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 殺害された女性の遺族は「事件から4年以上が経ちましたが、今なお、信じられない、悪い夢なら覚めてほしいという感覚は変わっておらず、母を失った悲しみは深まりはしても、薄れはしません。

 被告人側が無罪主張するという報道を見て、心がかき乱され、許せないという思いがいっそう強くなります。

 犯人がどのような主張をするのか、裁判を見守りたいと思いますが、無差別殺人を行い、(逮捕時)『誰でもいいから刺してやろうと思っていた』などと言っていた人が無罪になるような社会を、私達は信じることができません」とコメントした。

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神戸地裁法廷<2021年10月13日 ※代表撮影>
神戸地裁法廷<2021年10月13日 ※代表撮影>

 神戸地検は当時の精神状態を慎重に調べる必要があるとして2017年9月から2018年5月までの約8か月間、2度にわたり鑑定留置を実施し、精神疾患はあったものの刑事責任が問えるとみて起訴した。今後、鑑定医らの証人尋問や被告人質問、遺族や被害者の意見陳述が予定されている。

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