配信や宅録 Web会議でも気を付けたい「部屋鳴り」って? 役立つ対策教えます! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

配信や宅録 Web会議でも気を付けたい「部屋鳴り」って? 役立つ対策教えます!

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 最近は自宅から動画や音声を配信する人も増えています。その際に注意したいのが「部屋鳴り」。さて、「部屋鳴り」とは何なのでしょう。そしてどういったことに注意すれば良いのでしょう。普段はラジオを陰で支えている技術スタッフが、ラジオ番組のなかで解説しました。

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 自宅での音楽制作や動画配信、仕事のWeb会議など、自宅や会議室で「音」を収録するときに気をつけたいのが「部屋鳴り」です。

 部屋鳴りとは、部屋で音を鳴らした時に生じる“反響音”のことです。反響音は、部屋の広さや壁の材質によって大きくなります。部屋鳴りが大きいと、声を収録したときにマイクが反響音も一緒に拾うため、声のクリアさが損なわれて聞き取りづらくなってしまうことがあります。

 例えば、広い会議室や、地下駐車場のようなコンクリート壁に囲まれた場所で話すと、音が響いて聞こえますね。電話でも、相手がこのような場所にいる時には声が聞き取りづらい状況が生まれます。パソコンを使ったリモート会議などで相手から「もう一度言ってください」と何回も聞き返される場合は、部屋鳴りが大きく、聞こえづらくなっている可能性があります。

 これが音楽スタジオであれば、壁に吸音材を使ったり、スタジオエンジニアがマイクのセッティングに配慮したりすることで、部屋鳴りを減らすことができます。ラジオ関西(兵庫県神戸市中央区)のラジオブースも、壁に吸音材を使用しています。

吸音材が入っているため厚みのあるラジオスタジオの壁

 しかし、ラジオ局でもスタッフのリモートワークが増え、会議をWeb上で開いたり、番組のゲストもリモートでの出演や収録が多くなりました。自宅や職場の会議室では、どうしても部屋鳴りを拾いやすくなってしまいます。

 では、部屋鳴りを抑えるためにはどんな工夫をすれば良いのでしょうか。

◆マイクに近づく◆
 部屋鳴りを抑えるのにもっとも簡単な方法は、マイクに近づいてみることです。自宅で声を録音する時、マイクにできるだけ近づいて話したり歌ったりすることで、反響音や周りの雑音がマイクに入りにくくなり、声がクリアに収録できます。ただマイクによっては、近づきすぎると声が歪んでしまう場合もあるので、ヘッドフォンなどでモニターしながら距離を調節するのが良いでしょう。Web会議などでも、パソコンの内蔵マイクに近づく、マイクの方を向いて話す、マイクとの間に障害物が無いか確認するなどしてみてください。


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おしえて!サウンドエンジニア ~ギジュツLOVE~ | ラジオ関西 | 2021/10/17/日 08:20-08:25

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