国宝「扇面法華経冊子」も彩りが鮮やか。金銀の砂子がちりばめられている。
兵庫県宝塚市の60代の夫婦は「厩戸王(うまやどおう)と表記されたり、冠位十二階や十七条憲法といった、教科書には必ず登場する人物ですが、時代は違えど、今、聖徳太子が政治の世界にいたら、国の安穏のためにどんなカードを切っているんでしょうか。そんなことに思いをはせる面白味があるのが歴史なんだと思います」と話した。
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没後1400年の節目となる「聖徳太子千四百年御聖忌(ごせいき)慶讃大法会」が太子ゆかりの四天王寺(大阪市天王寺区)で10月18日に始まった。2022年4月22日の「聖霊会(しょうりょうえ=太子の命日 江戸時代までは旧暦2月22日に行われた)」まで約半年にわたって舞楽奉納や同じくゆかりの法隆寺などの僧侶を招き、慶讃行事が続く。
■千四百年御聖忌記念特別展「聖徳太子 日出づる処の天子」
【大阪会場】大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内)
会期:2021年9月4日(土)~10月24日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
料金:一般1,800円ほか