■「戦争、震災乗り越えて…」神戸海上保安部も祝福とねぎらい
また、 江埼灯台を管轄する神戸海上保安部もメッセージを寄せた。
「昭和の太平洋戦争、平成の阪神・淡路大震災を乗り越え、当時の姿を今に残しているということはとても幸せなこと。
明石海峡は潮の流れが速く(1日に潮流が4回変わるとされる)、周辺には浅瀬も多いことから、兵庫開港に合わせ、「大坂条約5灯台」として建設されたもので、当時より船舶に海の道しるべとして、明石海峡を航行する船舶の安全に寄与してきた。
重要文化財への指定は大変名誉なことであるだけでなく、広く灯台の役割を知っていただき、船舶運航者のみならず、地域の方々にも愛されつづけられる灯台になってほしい」
神戸海上保安部は初点灯から150年の今年(2021年)、江埼灯台の昔の風景を広く一般から公募、ホームページで公開している。