コンサートやイベントに欠かせない音響担当「PA」って? そもそも何の略? おもてに表れない幅広い仕事内容 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

コンサートやイベントに欠かせない音響担当「PA」って? そもそも何の略? おもてに表れない幅広い仕事内容

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 コンサートやイベントで活躍するスタッフに、音響担当は欠かせません。今回はその具体的な仕事内容について、普段はラジオを陰で支えている技術スタッフが、ラジオ番組のなかで解説しました。

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 コンサートやイベントを観て、自分もステージを作るスタッフになりたい! と思う人もいると思います。そしてスタッフの中でも、音響機材を使う「音響スタッフ」になりたいという人も、きっといますよね。

 音響の仕事をする人は「音響エンジニア」、「PAエンジニア」(通称:PA)などと呼ばれます。「PA」とは「Public Address(パブリック・アドレス)」を略したもので、“公衆伝達”や“大衆伝達”と言った意味があります。

 機材やシステムとしての「PA」も。こちらは音楽関係を扱う現場などを中心に、最近では、音の補正・補強を意味する「SR」=Sound Reinforcement(サウンド・レインフォースメント)と呼ばれることも多くなっています。

 大きいものから小さいものまで、イベントの規模によってPAの仕事はさまざまですが、ここでは小規模な現場での仕事内容を紹介します。

(画像:ラジオ関西)

 PAの仕事は、依頼を受けたらまず、どんな場所で、どんなイベントやコンサートをするのかの確認、打ち合わせから始まります。クライアントとの打ち合わせの他に、会場へ実際に足を運んで下見をしたり、PAで使用する電源容量を確認したりも。ホールなど、通常のコンセントではない特殊な形のものが備わっている場所もあるので、電源の種類の確認や準備が必要です。

 また、現場までどのルートでどのように機材を搬入するのか、搬入経路の確認も重要です。大きなミキシング・コンソール(2021年11月28日放送回で紹介)を操作する仕事、というイメージのあるPAですが、本番までの準備も大切な役割です。

 打ち合わせの後には「プランニング」と言って、機材をアレンジします。会場の広さや収容人数を踏まえ、どんな機材を使って、当日どんな風に動くのかを考えます。PAには、1人で担当する現場もあれば大人数で手がける現場もあります。資料を作って情報を共有しながら、当日できるだけスムーズに対応できるように準備しておきます。その後は、事前のリハーサルや、最終の打ち合わせを行っていきます。


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宛先⇒ 〒650-8580 ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』係



【放送音声】2021年12月5日放送回

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