認知症との向き合い方とは コミュニティーの場で悩みを共有 「地域の皆さんのあたたかい手が必要」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

認知症との向き合い方とは コミュニティーの場で悩みを共有 「地域の皆さんのあたたかい手が必要」

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【林アナ】 加入してよかったですか?

【原戸さん】 もちろんです。同じように介護について奮闘している仲間がいることや、介護について先輩がいる心強さ、ひとりじゃないということで、不安がなくなりました。一番に介護をする側が、元気で明るくて、笑顔で過ごせないと、認知症の当事者が元気に笑顔で過ごせないと思います。

「加古川認知症の人と、家族・サポーターの会」の様子

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◆「認知症」という病気について

【林アナ】 「認知症」は、脳の病気や障がいなど様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態のことをいうそうです。高齢者特有の病気のように思われがちですが、実は65歳未満で発症する「若年性認知症」の方もいるとのこと。そもそも、「認知症」って何が原因でというのはわかっているんですか?

【岡田さん】 わかっていないんです。認知症といっても、アルツハイマーだけでなく脳内の血管の問題など要因はあり、悪くなっていくということだけがわかっている状況です。悪くなっていくのを、穏やかに長く引き延ばすために、いろんな人と会話したり運動したり、元気で過ごしていくというのが大切なんだと思います。

【林アナ】 先ほど、原戸さんのご主人が63歳という年齢での認知症「若年性認知症」になられたと仰っていたわけですが、濱田さんの周りには、いらっしゃいますか?

【濱田祐太郎さん(以下、濱田さん)】 僕の周りにはいないですね。認知症についてお話を聞いていると、他の病気、例えば目が見えなくなったり、車いすになったりするのは、その人自身(の性格)が変わるわけじゃないですけど、「認知症」だとその人が変わっていくところに怖さを感じますね。

【岡田さん】 これからの我々「加古川元気会」の課題は、目が見えない方や耳の不自由な方が認知症になったときに、どうやってフォローしていくか、どう情報発信を行っていくかという所なんです。


※ラジオ関西『PUSH!』2021年11月16日放送回【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】より


【放送音声】

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