イヤホンやヘッドフォン。先端の「プラグ」は一様ではありません。差し込む穴「ジャック」との関係もあるそう。今回はそんなプラグやジャックについて、普段はラジオを陰で支えている技術スタッフが、ラジオ番組のなかで解説しました。
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有線のイヤホンやヘッドフォンのケーブルの先端、パソコンやオーディオに差し込む金属部分を「プラグ」といいます。大きなものや小さなもの、線が2本入っているもの、3本入っているものなどさまざまな種類があります。一方、プラグを差し込む穴を「ジャック」といいます。
イヤホンプラグは、正式には 「フォーンプラグ」といいます。“フォーン”という呼び名は、19世紀の電話交換台で交換手が使用した、手動のパッチパネルのコネクタの規格に由来しています。
プラグにはいろいろな大きさがあります。よく、有線のイヤホンについているものを「ミニプラグ」といいます。これは、直径3.5ミリです。それより大きなものは6.3ミリで「標準」と呼ばれます。ラジオ局で使うようなプロ仕様の機器の多くは、標準プラグの差し込み口が付いています。
ラジオ局のパーソナリティーは、放送中に必ずイヤホンやヘッドフォンを着けますが、ここからは、自分の声やBGMの他に、CM、放送電波には乗らないディレクターからの指示が聴こえてきます。ラジオ関西(神戸市中央区)のスタジオには、机の下にイヤホンの差し込み口がついていますが、差し込み口のジャックは、標準サイズとミニプラグのどちらにも対応できるよう両方のサイズが備え付けられています。
最近の市販のレコーダーなどは、ほとんどがミニプラグを使っていますが、ミニプラグよりも小さい2.5ミリの「ミニミニプラグ」も存在します。ICレコーダーなどの小型機器に、これを採用している機種もあります。
プラグには黒や白の線が入っています。絶縁輪(絶縁リング)です。線が1本のものは2極プラグで、モノラル仕様です。ステレオ仕様のジャックに差し込むと使えないこともあるので、気を付けてください。
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【放送音声】2021年12月19日放送回