――今回リリースされた『どうして僕らにはやる気がないのか』は“2021年バージョン”ということですが……。
【宮本】 2019年に配信版でリリースしてもらっていたので、ちょっとそれとは違いますよってことをアピールしています(笑)。2019年版と違うところは、カラオケの生音感といいますか、音圧が結構変わっているのと、宮本の声も大人っぽくなっていて、2年の月日で意外と変わるものだなと。その違いを聴いて欲しいです。
――思い入れの強い楽曲なんでしょうか。
【宮本】 ソロで配信、というのを初めて経験した曲なので思い入れもありますが……歌うときの難易度が高い曲なんですよね。低くないけど高すぎない、良い感じに声を張るのが難しい、叫ぶように歌う曲なので、喉の使い方を間違えると、次の曲で喉がガラガラになっちゃったりするんですよ。なので、いまだに研究中というか、もっと練習したい曲でもあります。
――そして『氷点下』という曲では、印象が一変して大人の女性という雰囲気が強いですね。
【宮本】 タイトル通り、心が凍えそうなくらい寂しいと思っている女の子の失恋ソングです。遠距離恋愛となると、学生ではないようなイメージがあるので、大人っぽい印象を受けると思います。
――さらに『規格外のロマンス』は、アイドルらしい一面を感じられる曲になっていますね。曲ごとに意識して歌い分けはされているんですか?
【宮本】 「この曲はこの声で歌うんだ!」というのはなくて、その日その時に、自分が思っている曲の主人公になりきるつもりで歌っています。なので「こういうふうに歌い分けしています」というのはないですね。