何が違う? プロが教える「モニタースピーカー」 聞こえ方を良くする4つの工夫も

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 同じスピーカーでも、一般的なスピーカーとモニター用では違うそう。今回は「モニタースピーカー」について、聞こえ方を良くする工夫も併せ、普段はラジオを陰で支えている技術スタッフがラジオ番組のなかで解説しました。

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 ラジオ局のスタジオはもちろん、自宅でDTM(デスクトップミュージック=パソコンを使って音楽を作ること)をする人にも重要なのが、音の確認に使う「モニタースピーカー」です。音のバランス調整は、ヘッドフォンやイヤホンでもできますが、スピーカーで再生したときにどんな風に聞こえるか、というのも音作りにあたっては大切なポイント。モニタリング環境を整えることで、音のバランスをより細かく調整できるようになります。

サブモニター JBL Control 1(ラジオ関西)

「自宅でも、音楽や映画をできるだけ良い環境で鑑賞したい」と、スピーカーにこだわる人も多いと思いますが、一般的なリスニングスピーカーと、スタジオで使うようなモニタースピーカーには少し違いがあります。一般的なスピーカーは、音楽や映画をより楽しめるように、低音が強調されるなど、音質調整されたものが多く見られます。一方、モニタースピーカーは、音を原音のまま忠実に再生できるものが良いとされていて、音を正確に把握・確認するのに適しています。

 レコーディングスタジオのモニタースピーカーとして古くから有名なのが、ヤマハの「NS-10M」。「てんえむ」、「てんもに」などと呼ばれています。“パッシブ型”と言って、パワーアンプと組み合わせて使うスピーカーです。最近では、アンプを内蔵したスピーカーを使う人も多くなりました。“パワードスピーカー”、“アクティブスピーカー”と言われ、数万円で買えるものも増えています。

YAMAHAのNS-10M(ラジオ関西)

 ラジオ関西(神戸市中央区)では、かつて国内外の放送局や音響メーカーで標準再生用に採用された名器、ダイヤトーン「2S-305」を使用していました。 現在はJBLの「4312」、そして前出のNS-10Mも現役で活躍しています。

 しかし、高価なスピーカーを買わなくとも、手軽にモニタリング環境を改善できる方法があります。今持っているモニタースピーカーの置き方を変えるだけです。

 ポイントは大きく4つ。まず1つ目は、スピーカーを設置する位置です。スピーカーの背面を壁から離し、スピーカー同士も、50センチから1メートル前後を目安に距離をとります。スピーカーは、背面を壁につけると低域が強調される傾向にあるため、離して置く方がおすすめです。


ラジオ関西技術センターがお送りするこの番組で、あなたの質問が読まれるかも……!
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宛先⇒ 〒650-8580 ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』係



【放送音声】2021年12月26日放送回

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