——さらば青春の光を語るにあたり、マネージャー・ヤマネさんの存在は欠かせないものだと思います。他のマネージャーさんとヤマネさんの違いはなんですか?
【東ブクロ】現場に、半袖・半パン・キャップで来るってところですね(笑)。そんなマネージャーいないですから。他はスーツか、せめてセットアップできれいにしているんですけど、あの人だけは秋口までそのスタイルですからね(笑)。そういう見た目の異様さはあります。そういえば、最初「3人でやるか」って話になったとき、僕は反対したんですよ。
——そうなんですか。
【東ブクロ】無理無理、って。番組(『さらば青春の光 ふぁいなる』/TOKYO MX)の企画で個人事務所を立ち上げたってこともあるし、これでやっていくのはなかなか難しいんちゃうか、と。イチからタレント2人とマネージャー1人で事務所をやっていくって、よっぽどのことがない限りは無理なんじゃないかと思っていたんですよ。確かね、1度3人で、居酒屋でしゃべったんです。森田とヤマネさんは「もうこれで行くから」みたいな感じだったんですけど、僕は「いやいや、ヤマネさんがマネージャーやってくれるのは良いですけど、最終的にはどこか事務所に入ったほうが良いんじゃないですか」っていう考えで。でもヤマネさんはそっから頑張ってくれたというか、なかなか大変な動きもしてはったよなと思います。僕らには、大変そうな顔はあんま見せへんですけどね。僕の「無理」っていう推測は外れてましたね。
——外から見ていると、すごくバランスの良い3人ですよね。
【東ブクロ】まぁでも、僕らの中で一番あの人がややこしいんちゃうかってときありますよ(笑)。けっこうスタッフに言うなぁ、みたいな。こっちが「まぁまぁ」みたいなときもありますからね(笑)。もともと芸人やってただけあって、ちゃんと「面白い」と思える企画をやりたいんでしょうね。そこの感覚は僕らに近いというか、あの人が「やる」って言ったんやからやるか、みたいな部分はあります。森田も「そこは間違いない」と思ってやってるんじゃないかな。
——見ている方向性が同じという信頼感があるんですね。『さらば青春のBAR 』(さらば青春の光の会員制オンラインバー)で読めるヤマネさんのブログからは、お二人への愛情も伝わってきます。
【東ブクロ】そうですか。僕は会員じゃないので読めないんですけどね(笑)。ほかのマネージャーさんもTwitterで裏側を発信したりしていると思うんで、最近の文化なんやろなとは思います。昔は裏側を知らんからこそタレントさんが魅力的に見えたりもしたと思うんですが、今は親近感を持ってもらうのも大事ですもんね。そういうのを考えたうえでやってくれてはるんだろうなと思います。
(取材・文=堀越愛)