飛ぶ鳥を落とす勢いで活動の場を広げる、森田哲矢と東ブクロのお笑いコンビ「さらば青春の光」。テレビやラジオ、ネット番組、YouTube、ライブ……と、場所を選ばず幅広く活躍している。2021年はコロナ禍やスキャンダルなどで逆風が吹いたが、マネージャーと3人で設立した個人事務所「ザ・森東」は年々成長しているそう。
2021年は、東ブクロのラジオでの活躍が目立つ年でもあった。5つのラジオレギュラーを持ち、「ラジオスター」と呼ばれることもある東ブクロ。『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西)では毎回ゲストに学生芸人を迎え、30分のトークを繰り広げている。番組スタッフによると、ゲストの学生は毎度「楽しかった」と顔をほころばせながら帰っていくという。
東ブクロの“引き出す力”には、どんなルーツがあるのだろうか。ラジオにおける、東ブクロのスタンスを聞いた。
◆「どんな人でも、どっかにおもろいところがある」
——東ブクロさんは、ラジオのレギュラーが多いですよね。数ある番組の中でも、『YOAKEMAE』のゲストに来る学生芸人から話を引き出す力のすごさを感じています。ゲストを迎える際に、心がけていることはありますか?
【東ブクロ】『YOAKEMAE』は冠でやらせてもらってますけど、主役はゲストなんでね。来てくれた子に、気持ちよくしゃべってもらえたら、みたいなのがあるんで……なんでしょうね、僕は小堺一機さんに憧れがあるんですよ。学生時代から『ごきげんよう』(『ライオンのごきげんよう』/フジテレビ)がずっと好きで。小堺さんって、どんなゲストにも嫌な顔をさせないじゃないですか。
——そうですね。
【東ブクロ】ゲストに気持ちよくしゃべっていただいて帰ってもらう、みたいな感じがありますよね。仕事に関しては、昔から自分もそれがモットーなんですよ。プライベートではそんなんしてないですけど、せめて仕事してるときは、相手に気持ちよくしゃべってほしくて。僕も自分の話をするより、人の話を聞く方が楽やし、聞きたいっていうのもあるんですよ。
——けっこう人に興味があるんですね。