どぶろっくの原点?「嘆きのボイン」「金太の大冒険」…パンク精神みなぎる昭和の下ネタコミックソングたち | ラジトピ ラジオ関西トピックス

どぶろっくの原点?「嘆きのボイン」「金太の大冒険」…パンク精神みなぎる昭和の下ネタコミックソングたち

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「ボイン」や「痴漢」をテーマにした楽曲で子どもからお年寄りまで大笑い? シンガーソングライター、音楽評論家の中将タカノリとシンガーソングライター、TikTokerの橋本菜津美が月亭可朝、つボイノリオの楽曲を通して昭和の下ネタコミックソングの魅力に迫ります。

【中将タカノリ(以下「中将」)】 なつみちゃん(橋本菜津美)は下ネタソングと言えばどんなイメージがありますか?

【橋本菜津美(以下「橋本」)】 下ネタソングと言えば替え歌でしょうか? 元になる曲があって、それをお笑い芸人さんが深夜番組でエッチな替え歌にしているようなパターンが多いのかなと思ってました。

【中将】 たしかに最近はそういうパターンが多いけど、昭和にはそもそも、ド下ネタの曲がたくさんありました。芸人だけじゃなく専業歌手やコミックバンドがどんどん下ネタソングを大ヒットさせて、大人から子どもまでお茶の間で大笑いしてるという、今ではあんまり考えにくい世界線があったわけです。そんな下ネタコミックソングの代表格が1969年にリリースされた月亭可朝さんの「嘆きのボイン」。

晩年まで尖ったダンディーな魅力を振りまいた月亭可朝さん(2014年 中将タカノリ撮影)

【橋本】 出だしから「ボインは赤ちゃんが吸う為にあるんやで」……びっくりしました! しかも「ちっちゃいのんはコイン」……なら私は「コイン」ですね(笑)。

【中将】 「ナイン(無いん)」じゃないんですね(笑)。

 月亭可朝さん(1938-2018)はその名前から分かる通り落語家さん。今も活躍されてる月亭八方さんの師匠です。落語家としても実力のある方だけど、この「嘆きのボイン」で大ブレイクして以後はカンカン帽をかぶって下ネタソングを弾き語るイメージが定着しました。

【橋本】 今に比べて芸術の自由さを感じますね。なんでもアリみたいな。

【中将】 可朝さんにはもう1曲「出てきた男」というヒット曲があります。


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中将タカノリ 橋本菜津美の 昭和卍パラダイス | ラジオ関西 | 2022/01/15/土 26:00-26:20

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