共働き世帯増加も、1日あたりの家事は女性478分、男性85分… 家事分担の現状と課題、自治体の取り組みとは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

共働き世帯増加も、1日あたりの家事は女性478分、男性85分… 家事分担の現状と課題、自治体の取り組みとは

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 男性は働きに出て、女性は家事に専念という家庭のイメージは、過去の話……。いま、共働き世帯が年々増加している状況にある。

 ラジオ番組【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】(ラジオ関西『PUSH!』内)2022年1月18日放送回では、「男女共同参画社会における男性の家事・育児について」をテーマにトークが展開された。

「僕も父親はサラリーマンで、母親はパートに出てました。また、僕の周りでも小さい頃、『共働きで、放課後ひとりやねん』という子が多かったですね」と振り返ったのは、“盲目の漫談家”濱田祐太郎(ひょうごユニバーサル大使)。同番組にゲスト出演した兵庫県企画県民部男女家庭課の北野里奈さんは、さらに共働きが主流になっている現状を説明する。「共働き世帯が、いま、男性雇用者と無業の妻から成る世帯の2倍以上に。そのなかで、夫が雇用者である2人以上の世帯のうち、およそ7割が共働きとなっています」。

 令和元年(2019年)に内閣府が実施した「男女共同参画に関する世論調査」によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という、いわゆる固定的性別役割分担意識(性別を理由にして役割を固定的に考えること)に関する質問では、「賛成」は35パーセントと、過去最少の割合に。ただし、一方で、一定数は「主たる稼ぎ手は男性である」といった無意識の思い込みが残っている状況も続いているようだ。

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【北野さん】平成28年(2016年)に総務省が行った社会生活基本調査では、男性の育児・家事の実施状況について、6歳未満の子どもを持つ夫の家事・育児関連に費やす時間は1日あたり85分。実は、5年前の調査から伸びているんです。ただ、女性の1日あたり478分とは、大きな格差があります。

【濱田】478分ってすごいですね! 毎日されているわけですから。

【北野さん】まだまだ女性の負担が多いですね。

濱田祐太郎

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「ゆる家事大作戦」(兵庫県HPより)
「ひょうご女性サポートSNS~こころちゃっと~」(兵庫県HPより)
(女性のためのSNS相談「こころちゃっと」、WEB居場所「CoCoカフェ」)




◆北海道産「ゆきほまれ」「ゆきしずか」を使用した納豆

【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】番組後半で紹介されたのは、兵庫県高砂市曽根町にある「生活介護事業所 納豆工房なっとこちゃん」が作る納豆「なっとこちゃん」だ。

 北海道産の「ゆきほまれ」、「ゆきしずか」、兵庫県産の希少な種類「佐用もち大豆」を使用した納豆は、たれ、からし以外にも、しそのり、梅肉、ふりかけなど、それぞれの納豆にあった味付けが施されている。

 購入は、スーパーマーケット「ヤマダストアー」や、「納豆工房なっとこちゃん」の店頭やオンラインショップから。問い合わせは、「社会福祉法人あかりの家 納豆工房なっとこちゃん」、電話079-448-5000、FAXは079-448-5111まで。

・納豆工房「なっとこちゃん」


【放送音声】

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