笑って泣ける映画です。『コーダ あいのうた』が1月21日(金)、全国公開されます。
舞台はマサチューセッツ州の漁師町。高校生の女の子・ルビーは、家族を手伝うため早朝から船に乗って働いています。父親・母親それに兄は3人とも耳が聴こえないため、ルビーが幼いころから通訳係として毎日、家業の漁業を助けているのです。
ルビーの家は裕福ではありませんが、みんな明るくて個性的です。荒っぽいけれど優しい父・フランク、陽気な母・ジャッキー、それに妹想いの兄・レオ。
新学期が始まりました。ルビーはクラスメイトのマイルズに密かに憧れていて、彼と同じ合唱クラブを選びます。
クラブの顧問・V先生は、ルビーの歌の才能に気づいて、秋のコンサートでマイルズとデュエット曲を歌うよう命じます。さらに、都会にある名門音楽大学の受験を強く勧めます。
「バークリー音大に推薦しよう」(V先生)
ルビーはマイルズを家に招いて一緒に練習しますが、帰ってきた両親に邪魔されてしまいます。ルビーの両親はあけっぴろげで平然と下ネタを言ってしまう気質で、マイルズを驚かせます。
こうしたなか、漁業組合に騒動が持ち上がります。政府から漁獲高を制限されることになり、漁師たちの集会に父親がルビーを連れて出席します。ルビーは理事の発言を手話で父に伝えます。
「“これからは漁を管理する”って」(ルビー)