ラブレターを受け取ったロクサーヌ。詩のような美しい言葉が並んだ手紙を読んで、クリスチャンに「会いたい」と申し出ます。クリスチャンがロクサーヌに会いに行くと、ロクサーヌはラブレターのような素敵な表現をクリスチャンに期待します。
ロクサーヌ 「話して。手紙に書くように」
クリスチャンは戸惑いながら言葉を振り絞ります。「君は花のようだ……」
イケメンなのですが頭はからっぽで単調なことしか言えないクリスチャンは、ロクサーヌを失望させます。
ロクサーヌ 「手紙と違う……」
この様子を見かねたシラノは、ロクサーヌの屋敷のバルコニーの下にクリスチャンを連れていき、柱の陰からそっとアドバイスして、クリスチャンが愛の言葉をロクサーヌに送る手助けをします。
シラノ 「(小声で)僕の愛は力強い」