猫のジャンプ力のすごさ、よりダイナミックに撮影　「飛び猫」ばかりを集めたユニーク写真展

2022/02/24

この記事の写真を見る（10枚）

◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました！」vol.68

　宝塚市立文化芸術センター（兵庫県）で開催されている、「飛び猫」ばかりを集めたユニークな写真展に行ってきました。

　私自身、猫を飼ったこともなく、猫にそんなに思い入れはないタイプなのですが、なぜか「飛び猫」というワードに心ひかれ、この「五十嵐健太飛び猫写真展（猫写真展）」に足を運んだのです。

　会場では猫がジャンプする瞬間を中心に約400点の写真を展示しており、その躍動感やユーモラスな姿に心癒されました。

　撮影した写真家・五十嵐健太さんは37歳。10年前、千葉の漁港を猫が船から船にジャンプするところを撮影したのが始まりで、猫を撮りためるようになったとか。いまや撮影した猫の写真集は累計発行部数10万部を超え、その写真はテレビ・SNSでもさかんに取り上げられています。

（写真　３０８９、３０４８） — 「飛び猫」の写真をバックに、撮影した写真家・五十嵐健太さん（左）と、羽川英樹

　会場では漁港を元気に飛び回る姿や、とれたての魚を得意げにくわえた表情、独特の気まぐれさを表現したショットなどがずらり展示されています。また、各地の離島や瀬戸内海の小島にまで足を延ばし、屋外を走り回り、防波堤の切れ目で大きくジャンプする瞬間を克明にとらえています。改めて「猫って、こんなに飛ぶんだ！」と認識しました。その飛びあがったときのフォルムが、実に美しいんです。