播磨灘や大阪湾に春を告げる 「イカナゴ漁」。2022年は3月1日に解禁される。
漁場となる明石海峡は、1日あたり約600隻の様々な船舶が往来し、国内有数の交通の要衝とされる。
イカナゴの盛漁期は 多くの漁船が操業する。例年、2月下旬から4月上旬がシーズンとなるが、兵庫県立水産技術センターによると、2022年も6年連続で不漁となる見通しで、資源確保のために漁期を短縮する可能性がある。
神戸を拠点とする第五管区海上保安本部は、明石海峡を中心に巡視船を増やすなどして警戒する。巡視船は通常1隻だが、イカナゴ漁の期間中、操業時間帯(日の出から正午ごろ)に1隻追加配備し、2隻体制となる。
さらに大阪湾海上交通センター(淡路市)では漁船の操業に関する情報(操業漁船図)の提供を通常1時間ごとから30分毎に頻度を上げる。 管制官を増員し、AIS(船舶自動識別装置) 、レーダー、目視による監視体制等を強化する。