今はもう存在しない? 昭和のテレビ、ラジオ業界における「放送禁止歌」の実態【下ネタソング編】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

今はもう存在しない? 昭和のテレビ、ラジオ業界における「放送禁止歌」の実態【下ネタソング編】

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【橋本】 私的には十分な気がしますが……(笑)。

【中将】 特に問題視されたのはレコードには収録されなかったオリジナルの4番の歌詞らしいです。

【橋本】 「あの子と二人押入で 見せっこしたよ幼い日」……。これを読んでいることが私の黒歴史になりそうです。

【中将】 男性的なエロソングも放送禁止されましたが、もちろん女性的なものもバンバン禁止されています。たとえばピンク女優やタレントとして活躍した窪園千枝子さんの「しおふき小唄」(1975)。

【橋本】 調べましたけど、本当に「しおふき」で有名な方だったんですね……。

【中将】 歌詞もメロディーも実にたいしたことない曲なんですけど、コーラスを先ほど紹介したハニーナイツが担当しているのが面白いですね。

 女性的という意味では、つボイノリオさんの「極付け!お万の方」(1976)も放送禁止になりました。

【橋本】 「お万こけるな」「お万小鹿にさわる」……これはもう確信犯じゃないでしょうか(笑)。

【中将】 作り手もある程度覚悟して作ったり、「放送禁止になったら逆に話題になるかな」みたいな意図があったりしたのかもしれませんね。

 ついつい下ネタソングばかり紹介してしまいましたが、そうでなくても放送禁止にされてしまったものはたくさんあります。部落差別を扱った岡林信康さんの「手紙」、肉体労働者に対する呼称がという歌詞が差別語ではないかと言われた美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」など、別の機会にあらためて紹介したいと思います。


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中将タカノリ 橋本菜津美の 昭和卍パラダイス | ラジオ関西 | 2022/03/26/土 26:00-26:20

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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