卒業、入学、入社、異動……。春は、様々な環境の変化がありますが、そのタイミングでイメチェン=イメージチェンジをしたいと思っている人は少なくないでしょう。例えば、メガネブランド「Zoff」を運営する株式会社インターメスティック(東京都港区)が2022年2月、20~50代のビジネスパーソン800人を対象におこなった「同僚のイメチェンに関する調査」によると、最もイメチェンに適しているのは「春の季節」で、特に「仕事の年度初め」は44.6パーセントと最も高い結果だったそうです。
メガネを変える、髪型を変える、化粧を変える……、一見してわかりやすい変化はもちろん、自分に自信を持つための、ちょっとした変化も良いものです。それによって、仕事の出来や私生活の充実に大きな影響を及ぼすこともあるでしょう。
そのなかで、「あと少し身長が高ければな……」というビジネスパーソンのニーズにこたえる革靴「ヒールアップシューズ」が、いま注目されています。
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男性がヒールの高い革靴を履く場面というと、ウエディングシーンのような華やかな場面を想起しがちですが、「印象勝負」であるビジネスシーンでも同様です。「身長の高低にかかわらず、スーツスタイルを今よりさらに美しく見せてくれる。この世のすべての革靴がヒールアップシューズでもいいくらいです」。そう話すのは、ヒールアップシューズブランド「ADELO(アデロ)」の企画・販売担当者。ADELOは2020年1月から販売を始め、2021年3月までの直近1年間で1,800足以上を売り上げるなど、急成長を遂げている神戸発の靴ブランドです。
ADELOは、3センチのアウトソール、プラス、3センチのインソールという、あわせて約6センチのヒールアップ仕様により、腰の位置が高くなり、ふくらはぎの筋肉も細くなるため、足が長く見えるといいます。さらに、重心が少し前になることで自然と背筋が伸び、美しい立ち姿に。自分に自信がつくことで、周りからの印象が良くなることが想定されます。
また、ビジネスパーソンにとって、革靴は毎日使用する相棒のようなもので、無論、高い耐久性が求められます。また、忙しい毎日の中、手軽にお手入れができるのもうれしいポイント。これらのニーズを実現するのが、「ソフトガラスレザー」といわれる、天然の牛革に極めて薄いコーティングを施したもの。本革の質感を残しつつも上品な光沢と耐久性を兼ね備え、軽く磨きをかけるだけで光り続けます。
履きやすさにもこだわりがあると言います。木型には、1,000人以上にのぼる日本人の足型データが反映されていて、熟練の靴職人が、国内の工房で一足ずつ丁寧に作成。インソールには、かかと部分のくぼみの形状・硬さを人間のかかとのそれと同じにする工夫が施され、歩いても疲れにくく、よく足になじむ仕様に。シューズ本体のラインに曲線美を追求し、つま先から甲にかけての立ち上がりラインにこだわり、自然なフォルムと高級感を両立させています。