ある日、国産ジープに乗る機会があり、その独特な魅力を痛感! そのときの体験リポートをお届けします。
ドライブに誘われたときのこと。待ち合わせ場所で待っていると現れたのは、国産の「三菱ジープ」です。
「三菱ジープ」は、1956年から2001年まで生産された超有名な四輪駆動車。これまでいろいろなクルマに乗って来ましたが、国産のジープに乗るのはこれが初めてでした。
乗る時に友人が「どうぞ」とドアを開けてくれたのですが、普通車の重厚感あるドアと違って、このジープのドアは布製。幌(ほろ)なので、「ペロン」という感じに開くんですね。もちろん窓も、パワーウインドーはなく、ファスナーを下ろすタイプ。
さて、ジープに乗り込んでいざ出発……というところで、いきなりビックリさせられました。エンジン音と振動がすごいんです。正直うるさいくらい(笑)。
友人と会話していても声が聞こえにくいので「えっ!?」「えっ!?」って何度も聞き直さないといけません。友人もこちらの「えっ!?」が聞き取れず、「えっ!?」と聞き直す始末です。
振動も、今まで乗ったどんなクルマでも体験したことないレベルで、マッサージチェアのよう。しかも、走り始めるとどこからともなく風が入って来て、寒い。それに、風が幌の天井に当たって「バサバサバサ!」と、さらにうるさい。スピードとともにはためくような、すごい音のなかで進みます。