ジョニー・デップ交代は吉か凶か!? 『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』レビュー

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 世界的人気シリーズの最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開されました。今作を、映画をこよなく愛するラジオパーソナリティー・増井孝子さんが解説します。

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 イギリスの作家J.K.ローリングの書いた児童向けファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズは全7巻。1997年から2007年にかけて出版され、約80の言語に翻訳。200を超える地域で愛読され、販売数は5億部を超えるという大ベストセラーだ。

 2016年には、本編の後日談を描いた事実上の第8巻『ハリー・ポッターと呪いの子』が発売された。これは、同年夏に上演された舞台劇の脚本を書籍化したもので、舞台は世界中で人気を博し、今年7月には日本でも、藤原竜也、石丸幹二、向井理のトリプルキャストでの上演が決まっている。

 さらに、2010年にはアメリカに、2014年には大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンにもテーマパークが開園した。来年2023年の春には東京の「としまえん」跡地に、「ハリー・ポッター」と「ファンタスティック・ビースト」の映画製作の魔法を体験できる体験型エンターテインメント施設がオープン予定だとか。

 とにかく、いろいろな面で空前のムーブメントを巻き起こしている“ハリ・ポタ”魔法ワールド。2001年にクリス・コロンバスが監督した『ハリー・ポッターと賢者の石』を皮切りに8本の映画が作られ、そのスピンオフ作品ともいうべき「ファンタスティック・ビースト」シリーズもこれが3作目。そしてJ.K.ローリングは、2016年の1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で、脚本家としてもデビューしている。

 “ファン・タビ”は“ハリ・ポタ”シリーズの前日譚。主人公は、ホグワーツ出身で、魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使い・ニュート(エディ・レッドメイン)。ホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書『幻の動物とその生息地』の著者である。

(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K.R.

 今作では、未来が見える史上最悪の魔法使い・グリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)が人間を支配する世界を作ろうとするのをなんとか阻止しようと、ホグワーツ魔法魔術学校の先生・ダンブルドア(ジュード・ロウ)や魔法使いの仲間たち、ニュートの兄で、イギリス魔法省で働く“闇祓い”のテセウス(カラム・ターナー)、アメリカの魔法学校の呪文学の教師・ユーラリー(ジェシカ・ウィリアムズ)、名門魔法族の末裔・ユスフ(ウィリアム・ナディラム)、魔法動物を愛するニュートの助手・バンティ(ヴィクトリア・イェーツ)、それに、パン屋を営む陽気なマグル(人間)のジェイコブ(ダン・フォグラー)らと共に立ち向かう。その中で、ダンブルドアと彼の一族に隠された秘密が明らかになる……というお話。

 ダンブルドアとグリンデルバルドは、その昔“血の誓い”を結んでいて、直接は戦えない。それゆえ、グリンデルバルド陣営は、強力なパワーを持つ謎の青年クリーデンス(エズラ・ミラー)や、1作目でジェイコブと恋に落ちた、人の心が読める魔法使い・クイニー(アリソン・スドル)らを擁していて、なかなか手強い。バトルシーンも見応えある仕上がりだ。


【『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』公式サイト】
※各劇場の上映日程は、作品の公式サイト・劇場情報でご確認ください。

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