昭和レトロなキッチングッズや家電をミニチュア化したカプセルトイが次々登場するなか、懐かしの『感触』を再現したシリーズが人気です!
第1弾となる『黒電話の感触』が発売されたのは、2019年12月。その後、2021年1月に『電気シェーバーの感触』、11月に『昔のチャリ鍵の感触』がリリースされました。さらに12月には、シリーズ第4弾『ゲームコントローラーの感触』が送り出され、世間の注目を浴びました。
展開を続ける「〇〇の感触」はなぜ誕生したのか、いったい誰が購入しているのか……その秘密に迫ります! 企画開発を手がける株式会社ターリン・インターナショナルの代表取締役・佐藤直志さんにお話を聞きました。
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――なぜ懐かしの『感触』を再現したのですか?
「最近、ダイヤル見ないよね」という話から『黒電話の感触』が生まれました。いつも手元に置いてあって、習慣としてなんとなく触ってしまうものは、カプセルトイでもそれ以外でもよくあります。そんな、“習慣性として触ってしまうもの”をカプセルトイで作ってみたいということになりました。
弊社は、ギミック(仕掛け)にこだわった商品を得意にしているので、レトロとギミックを合わせて開発したのが『感触』シリーズです。30~40代をターゲットに、最近見なくなったおもちゃとレトロを掛け合わせました。
――発売後の反響はいかがでしたか?
『黒電話の感触』は、市場受けが非常に良かったです。パート1・2、黒電話BESTと第3弾まで出して、合わせて約40万個売れました。