4月1日にサービスがスタートした、神戸の「人力車」が注目を浴びている。「リムジンリキシャ」と名づけられたこの人力車は、メリケンパークなどウォーターフロントを中心に走り、観光客や地元の人を楽しませている。
高級乗用車「リムジン」と「人力車」を合わせて「リムジンリキシャ」。なぜそのような名前になったのか? 神戸でも違和感が無い人力車を走らせたいという思いで、異国情緒あふれる街の雰囲気に合った仕様にしたのだそう。見た目は、一言でいうと「洋風人力車」。えんじ色で統一した車体に金のラインが入り、ラグジュアリー感を漂わせている。「俥夫(しゃふ)」も、神戸では「トランスポーター」と呼ぶという。
運営しているのは、日本各地で人力車サービスを展開する「えびす屋」。1992年に京都嵐山でサービスを開始し、現在は北海道・小樽から九州は大分県湯布院まで全国11ヶ所、主要な観光地で人力車を走らせるエキスパートだ。今回、そんな人力車を引く「トランスポーター」の林田能知さん(28歳)に話を聞いた。
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――林田さんは、人力車の仕事をされて何年ですか?
10年です。京都の嵐山出身で人力車を身近にみていたので俥夫に憧れがありました。
――車体は何キロあるのですか?
◆えびす屋神戸「リムジンリキシャ」
乗り場:メリケンパーク入口(兵庫県神戸市中央区、JR・阪神元町駅から徒歩約10分)
定休日:年中無休
営業時間:午前10時から日没まで(季節により変動)
【公式HP】