JR福知山線脱線事故から17年を迎えた4月25日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりに、事故現場に整備された慰霊施設「祈りの杜」(兵庫県尼崎市久々知)で追悼慰霊式が開かれた。
JR西日本・長谷川一明社長は、おわびと追悼の言葉で「遺族や、けがをされた方の悲しみや苦しみを、心に刻む。安全性向上の取り組みを着実に進める」と決意を述べた。
なお、「追悼のことば」を述べる予定だった斉藤鉄夫・国土交通大臣は、北海道・知床半島沖の観光船遭難事故対応のため欠席、中山展宏・国交副大臣が代読した。
JR西日本は慰霊式の参列を遺族・負傷者に限定し、事故現場へ足を運ぶのがつらい遺族らのために、兵庫県伊丹市にオンライン中継会場を用意した。