――どういった方が「御酒印集め」をされているのでしょうか。
30代前半~40代後半の方が半数、男女比率は半々です。新聞広告を出すと、50~60代からの注文が増えますね。オンラインストアやSNSからの購入は、若い方が中心です。認知度は、まだまだだと思います。
――とは言え、じわじわとブームになっていますね。
御酒印帳を持って出掛けたくなる仕掛けを作っています。例えば、旅行会社ではツアーや酒蔵巡りを企画。ツアーでは、一般公開していない施設を見られるほか、試飲も楽しむことができます。酒蔵ごとに個性があるので、御酒印集めは地域活性化にも繋がるはずです。実際、酒蔵を旅の目的地として出かける方もいらっしゃいますね。
ガイドブックもあります。今年1月には、東日本編・西日本編を発行しましたので、それを持って酒蔵巡りを楽しんでほしいです。
――日本酒好きにはたまりませんね。
御酒印集めには、お酒のラベルをコレクションしていく喜びと、酒蔵を巡って地域の魅力を知る楽しみがあると思います。今後、御酒印帳プロジェクト主催のイベントも検討しています!
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そんな御酒印帳を片手においしい日本酒を探してみたい! という人に向けて、日本屈指の酒どころ「灘五郷」(兵庫県神戸市、西宮市)にある白鶴酒造資料館の髙田昌和館長に、酒蔵巡りのポイントを聞きました。『御酒印帳ガイドブックvol.3西日本編』にも掲載されている、高田館長直伝の“酒蔵の歩き方”とは……。