新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」をだまし取ったとして、兵庫県警は11日、兵庫県西宮市居住、不動産関連会社役員の男(50)を 詐欺容疑で逮捕した。
男は申請名義人を集める仲介役とみられる。捜査関係者によると、男は2020年5~7月、50件以上の仲介に関与し、被害総額は約5千万円にのぼるとみられる。一連の事件では、37件・3700万円を詐取したとされた主犯格の男(詐欺罪で実刑確定)ら13人が逮捕された。
男の逮捕容疑は2020年6月、申請役の男らと共謀して、給付対象者であるかのように装って申請し、口座に100万円を振り込ませた疑いが持たれているが、「人を紹介したが、手続き内容は知らない」と否認しているという。