昭和の日本から100円玉を消した!?「インベーダーゲーム」秘話 「売れすぎてお詫び文」「社会問題に発展」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

昭和の日本から100円玉を消した!?「インベーダーゲーム」秘話 「売れすぎてお詫び文」「社会問題に発展」

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――人気すぎて社会問題化したという記事を拝見しました。どのような社会問題になったのでしょうか?

【佐々木さん】ブームが過熱すると、ゲームを遊ぶお金欲しさに子供たちによる盗難が多発するなどの社会問題に発展しました。青少年非行防止の観点から、業界団体はゲームセンター運営自粛規制を行うようになりました。

――現在、スペースインベーダーの開発、または代わりとなるようなものは開発・販売されていますでしょうか。

【佐々木さん】スペースインベーダーシリーズは常に最新のデバイスで提供する体制を整えています。Nintendo Switch、PlayStation、Steam等の家庭用ゲームプラットフォームから、アトラクション型コンテンツまで、どの世代でも、ゲームが得意な人にもそうでない人にも、広く楽しんでいただけるブランドを目指して挑戦し続けています。

当時(1970年代後半)の人気が分かる貴重な一枚 (C) TAITO CORPORATION 1978 ALL RIGHTS RESERVED.

 続けて、これまでのスペースインベーダー、そしてこれからのゲームの未来について開発者・西角さんにも聞きます。

――現在、スペースインベーダーに言葉をかけるならどんな言葉をかけられますか?

【西角さん】40 年以上いろんな国でいろんな形で大活躍してくれ、スペースインベーダーはまさにタイトーの顔です。これまでの活躍に感謝するとともに、この先もずっと大切にしていきますので、これからもお付き合いのほどよろしくお願いします。

――これからのゲームの未来は、どのようになっていくと思いますか?

【佐々木さん】近年のスマホの普及やコロナ禍による巣ごもり需要もありゲーム市場は拡大をし、老若男女に楽しまれています。今後もクラウドゲーム、サブスクリプション型ゲーム、VR やAR、NFT などの技術を用いた新しいゲームなど、新しいサービスや技術を活用することで、ゲームプレイヤー人口は更に増えていくと考えています。また、e スポーツの人気もあり、プレイするだけでなく、「ゲームを観ていっしょに盛り上がる」ということも増えていくと考えており、ゲーム関連市場は、今後もさらなる拡大が予想され、ますます盛り上がっていくことを期待しています。

ゲームは人と人が繋がるためのコミュニケーションツールの1つだと考えています。「友達」や「家族」との楽しいひと時を過ごし、思い出を残す。それはデジタル空間でも、リアルな空間でも、ゲームであれば気軽に体験できます。弊社は、この「コト」・「トキ」といった体験価値を、リアルとデジタルを掛け合わせることで更に倍増させることができると考え、新しい店舗形態を増やしており、街中やショッピングセンターの中で、新しいエンタメ施設を皆様に提供していきたいと考えています。

(C) TAITO CORPORATION 1978 ALL RIGHTS RESERVED.
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