ドラマのパロディで再注目 幻のドリンク「ネーポン」 魅力は「昭和のチープ感」「ネーミング」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ドラマのパロディで再注目 幻のドリンク「ネーポン」 魅力は「昭和のチープ感」「ネーミング」

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――最近ドラマで再び注目されたとのことですが、実際に変化はありましたか?

【村上さん】 基本的に夏の飲みもののため、冬季は忙しくないのですが、昨年の大晦日に急に発注が入りました。おそらく、年末の音楽番組で、ドラマの紹介といっしょにパロディの商品が映ったことがきっかけだと思います。以降、全国各地から問い合わせが後をたたなかったです。現在は、もっとネーポンを広めようと新聞に広告を出すなどして発信しています。

――ネーポンシロップには、どのような楽しみ方がありますか?

【村上さん】 これから暑くなると、お祭りやイベント等でかき氷のシロップとして使われることが多いです。ほかにも甘酒(に入れる)、大学芋、いちごやパンケーキにかけて楽しめます。詳しくは当店のインスタグラムでもご紹介しています。

――最後に、ネーポンの魅力はどこにあると思いますか? 

【村上さん】 今風に言うと 、B級グルメ的なポジションだと思います。有名なパティシエが使ったとか高級料理店で使われたとかいうのではなく、昭和のチープ感を、もう一度令和で味わえるところが魅力ですね。「そう言うたらこういうもんがあったな」という変わらない懐かしさが感じられるところが特徴です。

 また、ネーポンは年代関係なく楽しめる商品。みんなが親しめるような味で、現在はその変わらない味がシロップに。さらにいろんなものに使えるようになって、魅力が増えたように感じます。

 限られたマニアだけではなく、知らない方にも「あ〜飲んだことある!」っていうのを感じてほしいですね。今後は居酒屋で「とりあえず生で!」というように、「とりあえずネーポン」でという言葉が浸透してくれればうれしいです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 一般的なオレンジジュースとはひと味違い、どこか懐かしさを持つネーポン。時代に沿って変わらない味を適応できるからこそ、3世代にわたって愛されるのかもしれません。これからの時期にはフルーツポンチやかき氷などでも楽しめます。夏にぴったりの商品、注目してみては?

(取材・文=弘松メイ)

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