初夏を迎えたいま、神戸ポートピアホテルでは6月30日までグルメフェア「美味養生」と題し、健康パワー食材で免疫力を高めるメニューを、館内各レストランで工夫をこらして提供しています。そんな中、本館2階にあるダイニングカフェSOCOで展開している「大豆ミート」をメインにした健康ランチが、いま注目を集めています。
大豆ミートは3年ほど前から日本でも普及し始めた代替肉で、ベジタリアンやヴィーガンのみならず、今では健康志向の人々が積極的に取り入れています。脂分を絞った大豆に熱や圧力を加えて乾燥させることで、見た目が肉にそっくりな食品に変身します。大豆ミート自身の味は薄いので、逆にいくらでも加工調理しておいしくできる可能性を持っているのです。
同店では、6月のバラエティランチとして、メインを3種から選ぶことができます。「大豆ハンバーグと大豆ミートのキーマカレー」は、カレールウとハンバーグのミンチに大豆ミートが使われています。先入観があった豆っぽさやパサパサ感はまったく感じられず、見た目はまさに肉。ホテル自慢のカレールウのうまみが大豆ミートをしっかり生かしています。またハンバーグに入ったレンコンもシャキシャキとしてアクセントをつけています。
「大豆ミート入りパン粉を使用したサーモンとチーズのはさみ焼き」は、サーモンの衣を大豆ミートでコーティング。ミンチ風のトッピングの食感はまさに肉にそっくり。中にチーズと大葉を入れてカラっと揚げてあり、これをホテル特製のタルタルソースでいただきます。
「大豆ミートのプラントベースバーガー」はパティに大豆を使い、植物由来のチーズを穀物バンズでサンドしたハンバーガーです。デミグラス風ソースも植物由来で豆・野菜・フルーツなどで作られてますが、コクは充分あるんです。またバンズは卵・牛乳を使わず小麦や全粒粉・豆乳などでできていますが、ゴマパン風の香ばしい仕上がりになっています。
この3種のどれかに、サラダ・野菜スープ・コーヒーが付いて(魚料理はパン付き)、2800円(税込み)で、6月30日までの提供となります。
「大豆ミート」は動物性食品の過剰摂取による動脈硬化などのリスクを減らし、良質タンパク質が豊富で、脂質をカバーしてくれるヘルシー食品。摂取カロリーも肉を食べた時の半分くらいに抑えられます。まもなく梅雨に入り体調を崩しやすい季節。ホテルレストランでの「大豆ミートランチ」で体をしっかりデトックスして、来たるべき夏を迎えてみませんか。(羽川英樹)
◇神戸ポートピアホテル
神戸市中央区港島中町6-10-1
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