訪問業者も負けじとA子さんを責め立てます。

「昨日の今日知り合った赤の他人のお前なんか、信じるわけないだろう!」
「家族でもないくせに余計なことするなよ!」
「義務も資格もない赤の他人のくせに!」

しかしトヨさんは、A子さんを信じて託してくれました。「この娘は私の孫だよ。お金のことは孫に任せるから、この娘の言う通りにしてちょうだい」


その後、詳しく調べてみると、取引のほとんどが高齢者の孤独や不安感につけこんだ悪質商法でした。A子さんは必要のない取引をすべて解約し、トヨさんの最期を見届けるまでボランティア活動を続けたそうです。そして、この経験を活かし、A子さんは介護福祉士になりました。決して楽な仕事ではありませんが、そんなときはトヨさんの笑顔を思い出して頑張っているそうです。



