◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.82
大阪からJRの新快速で約1時間。近江商人のふるさとであり、滋賀の人気観光スポットでもある近江八幡。その主な観光スポットとしては(1)四季折々に美しい八幡堀界隈、(2)古い商家群めぐり、(3)水郷巡り、(4)ヴォーリズ建築、(5)たねやが展開する和洋菓子のテーマパーク「ラ コリーナ近江八幡」、などがありますが、今回は初夏のグルメに特化して歩いてみました。
まずは重要伝統的建造物群保存地区の八幡堀界隈へ。新緑があざやかな堀端の小道は散策にぴったりで、いつ訪ねても絵になり、映画や時代劇の撮影もしょっちゅう行われています。
そんな風景に溶け込むようにたたずんでいるのが郷土料理屋「喜兵衛」です。築270年の古民家は黒漆喰(くろしっくい)に格子窓のたたずまいで、安政年間からの歴史を感じさせてくれます。ここはランチのみのお店で、ベテランの板前さんの料理ではなく、女将と若女将を中心に近所のおばちゃんたちという女性たちだけでつくるおふくろの味が自慢です。
新緑が美しい中庭を見渡せる、歴史を感じる座敷。予約すれば蔵の中でも食事ができます。名物「喜兵衛膳」は赤こんにゃく・丁子麩(ちょうじふ)・牛肉の冷しゃぶ・丁稚羊かんなどの地元名産品や、丁寧に仕上げた煮物がぎっしり。そして「鯉の煮付け」がまた絶品なんです。これで2970円(税込み)はお得感満載。時代劇の撮影の出番待ちに有名俳優も多く休憩などに利用しており、サインがズラリと並んでいました。
そして八幡堀周辺の新顔では3年前にオープンした「RABBIT HUTCH(ラビットハッチクラフトビアカフェ)」が注目されています。ここでビールの醸造を手掛けるのがオーストラリア人のショーンさんで、奥さんの理子さんが社長を務めています。二人は奥さんが豪州留学中に知り合い、夫は京都大学の大学院でMBAも取得しているそうです。蔵を改造した建物の2階に広がるブリティッシュパブ風の店内は、ついつい昼から1杯やってみたくなるウッディな大人の空間なんです。
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