「欧風料理 もん」(以下、もん)は、各線三宮駅より徒歩3分の場所にあります。阪急神戸三宮駅の西改札口を出て西へ。1つ目の信号を北へ、いくたロードを進むと、左手に白と茶色を基調としたレトロな雰囲気のもんが見えてきます。
もんは、1936年に創業し今年で87年目の老舗洋食店。重厚感のある家具が並ぶ店内は異国情緒にあふれ、客席数は1階に21席、2階に35席、3階に24席、4階には20席の合計100席もある4階建て構造です。
レトロな雰囲気がただよう店内には、先代のコレクションでもある骨董(こっとう)品が数多く飾られています。貴重なアイテムもそろっているそうで、過去にはニューヨークの美術館に出品されたこともあるのだとか。
メニューは全部で56種類と豊富なラインナップ。創業当時から同じメニューを使用しているため、「スパゲッチ」や「サンドウイッチ」など、なつかしい響きの商品名が残されています。
もちろんレシピも86年前から変わらぬまま。なかでも「サンドウイッチ(ビーフカツ)」「名物とんかつ」「オムライス」「マカロニグラタン」が特に人気なのだそう。料理はどれもボリュームたっぷりなため、いろいろな種類を注文し、みんなでシェアするお客さまが多いそうです。
実は、グラタン以外のほとんどのメニューがテイクアウト可能とのこと。お土産としてはもちろん、自宅でもんの味を楽しめるのもうれしいポイントですね。とくに大人気の、サンドウイッチ(ビーフカツ)は、神戸のお土産としても知られているそうで、1日になんと100個作ることもあるのだとか!
そこで今回は、「サンドウイッチ(ビーフカツ)」をいただいてきました。はたしてそのお味は……?