『“もう一杯”の牛乳を』 兵庫・赤穂の丸尾牧場が呼びかけ 「父の思い」受け継ぎ、酪農の苦境に挑む | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『“もう一杯”の牛乳を』 兵庫・赤穂の丸尾牧場が呼びかけ 「父の思い」受け継ぎ、酪農の苦境に挑む

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――「健康」を思う気持ちがきっかけなんですね。おいしい牛乳を生産するために普段気をつけていらっしゃることを教えてください。

【丸尾さん】 意識しているのは「地産地消」です。地元で採れたものや、地域の水を飲ませることによって、新鮮なものを与えられるし、地域の特色・良さが出ますからね。そのため、飼料の牧草は、80ヘクタールの田畑でほとんどを自家栽培しています。輸入牧草が高騰している中、質の高いこだわりの飼料を自家栽培することで、同じ酪農家と比べて飼料費の低減を実現しています。

あとは、とにかく牛にストレスを与えないことも大切にしています。鎖でつながず、牛舎の中を自由に動けるような状態で管理し、寝心地・居心地の良い環境づくりを追求しています。

――人だけでなく、牛の「健康」も大切にされているんですね。事務所には賞状がたくさん飾られていますね。

【丸尾さん】 長年にわたる、高品質で衛生的な生乳生産や、牛たちが快適に過ごせる牛舎環境をこだわりをもって作っていることなどが総合的に評価され、近畿の生産者団体である近畿生乳販連から「ハイクオリティミルクアワード」を連続で受賞しています。昨年度も最優秀賞を受賞しました。

――素晴らしいですね! 丸尾牧場では、そのこだわりの牛乳を使った自家製のジェラート店も始められたんですよね?

【丸尾さん】 「TETE(テテ)」というジェラートショップを息子の妻が経営しています。牛乳嫌いの人にも、新鮮なミルクのおいしさをジェラートで味わってほしいと作りました。店名の「TETE」は、「手と手をつないで」、気軽にお店にきていただきたいとの思いからのネーミングです。酪農家として、このジェラートを通して、牛乳本来のおいしさを一人でも多くの人に知ってもらえればうれしいです。

――丸尾さんのオススメを教えてください!

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