【池田さん】 当然、おいしさも魅力の1つではあるのですが、当たりくじが出たらもう1個もらえる、などの楽しさを味わえるところでしょうか。
創業者である祖父の「お子さんに食べてもらいたい」という思いの根底には、「楽しんでもらいたい、おいしいものを食べてもらいたい」という思いがあります。今では駄菓子屋さんが少なくなり、当たり・はずれを楽しむくじ要素も薄れてきて、少しのさみしさを感じます。
また、お孫さんと祖父母の世代が、一緒に駄菓子屋コーナーなどをおとずれた際に「まだ作ってたんや」、「まだ当たりくじあるんや」と、共通の話題にしてもらえたらうれしいです。なので今後も、できるだけ今の形をとどめていきたいなと思います。
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出来たてのモロッコヨーグルはフワフワとしており、特有のザラザラとした食感は感じません。時間の経過によって砂糖が結晶化していき、やがてモロッコヨーグル特有の食感を楽しむことができるそうです。
長年変わらないおいしさの裏側には、さまざまな背景や思いがあります。3世代にわたり、そしてこれから先も愛され続けるであろうモロッコヨーグル。甘酸っぱい味わいは、この夏にぴったりの駄菓子です。
(取材・文=弘松メイ)
サンヨー製菓株式会社:http://www.yogul.co.jp/