【夏にオススメの日本茶】は“水出し”と“上勝阿波晩茶” 約100種から「神戸チャイハーネ」店主が推薦 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【夏にオススメの日本茶】は“水出し”と“上勝阿波晩茶” 約100種から「神戸チャイハーネ」店主が推薦

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 お医者さんの診察のように、私がまずヒアリングします。お茶にも色んなものがあり、お湯の温度がぬるい方がおいしいお茶もあれば、熱々の方がおいしいお茶もあります。そして(ポイントの一つが)苦味です。あっさりしたお茶を好む方もいますので。お客様には好き勝手に好みを言ってもらえたら、私がそこから希望に沿ったお茶を選ばせてもらいます。

100種類以上の日本茶の中からお客様に合ったお茶をヒアリングで選び出す

――これからの季節に飲んでもらいたいお茶があれば教えてください。

 二つあります。一つは「水出し茶」。(水で抽出して)冷たいお茶として飲めるタイプです。苦味が出ず、甘くて爽やか。カフェインも抑えられているので飲みやすいです。水出し茶にも色んな種類がありますので、(好みを)私の方でヒアリングさせてもらいます。

 もう一つは、徳島の「上勝阿波晩茶」です。四国の山間、人口1,600人弱の小さな町、徳島県上勝町で栽培されたお茶です。腸内環境を整えることが期待できる「健康茶」ですね。どうしても冷たいものをとることが多い季節なので、このお茶を勧めています。このお店で最初に出すお茶も、阿波晩茶に伊勢のほうじ茶をブレンドしています。徳島の上勝町にお住まいでお茶作りに携わっている方が、わざわざこのお店を訪ねてきてくれたのをきっかけに、私も上勝町まで行かせてもらいました。

徳島の「上勝阿波晩茶」
腸内環境を整えることが期待できる「健康茶」

☆☆☆☆☆

 植木さんに、改めてお茶の魅力を聞いてみると「お茶は面白い」と一言。飽きっぽい性格にもかかわらずここまでのめり込んでいるのは、お茶の味、作り手、出来具合が毎年変わるため、調べても調べても情報が尽きないからだそうです。

 日々、自身の中の“お茶のデータ”を更新し続ける植木さんが淹れる一杯のお茶。いつも飲んでいるお茶とは、ひと味もふた味も違うかもしれません。

(取材・文=メタボリック狩森/放送作家)

■神戸チャイハーネ
兵庫県神戸市東灘区向洋町中6-9 神戸ファッションマート 2F
(神戸新交通六甲ライナー「アイランドセンター」駅徒歩1分)
営業時間:午前11時〜午後7時 
【公式インスタグラム】

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