7月に入り、全国各地でオープンキャンパスの開催が増えている。学校主導で行われることも多いなか、兵庫・神戸市の「流通科学大学」(西区)では、在学生がスタッフとして企画や運営に携わっているという。
オープンキャンパススタッフで、同大学人間社会学部観光学科2年の小澤柚稀さんと、同学部人間社会学科2年の宮田ちひろさんに、日々の学生生活や、今月16日・17日に開催を控えての取り組みと思いなどを聞いた。
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――お二人は、現在どのようなことを学んでいらっしゃるのですか?
【小澤柚稀さん(以下、小澤さん)】 僕は、元ウエディングプランナーの石橋仁美先生が教えてくださっているブライダル系の授業を受けています。ホテルのチャペルへ行ったり、ブライダルについて調べたりして、ウエディングプランナーになるための座学や知識の習得に励んでいます。将来はホテルかブライダル系に進みたいと考えています。
【宮田ちひろさん(以下、宮田さん)】 私は1回生(1年生)から社会学について学んでいます。人間社会学科は2回生から、より専門分野に近いことを学ぶため、心理コースと社会文化コースに分かれます。私は社会文化コースに進み、授業では主に自分の気になるテーマを元に、文献などを調べて発表をおこないます。
――オープンキャンパスのスタッフになったきっかけは?
【小澤さん】 困っている人を助けるような活動をしたかったのですが、元々自分から積極的にいけるようなタイプじゃなく……。オープンキャンパスのスタッフになれば、高校生に積極的に話したりして自分から動けるような機会があるかなと思い、参加しました。実際、スタッフとして高校生に声をかけて、大学の魅力を伝えています。
【宮田さん】 私は、元々人前で話すのがすごく苦手でした。大学生になったら人前で話せるようになりたいなという思いと、オープンキャンパススタッフは人前で話すことが多いので、苦手意識が克服できるかなとの思いとで参加しました。オープンキャンパススタッフには4つの部署があり、全員で115人くらいいます。さまざまな人とコミュニケーションを取るとこで、人前で話すことがだいぶ得意になりました!