「カタカタ」「ゴーッ」←家電の異音を『擬音』で表したFAQがわかりやすい! 日立GLSに裏話を聞いた | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「カタカタ」「ゴーッ」←家電の異音を『擬音』で表したFAQがわかりやすい! 日立GLSに裏話を聞いた

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「洗濯機から洗濯乾燥機に切り替わり始めた頃…洗濯乾燥機が出始めたのが1997~98年頃かと思います…(乾燥機能の追加により部品などが増えたため)それまでには発生しなかった音がいろいろと生じるようになりました。それに伴いお客様からの問い合わせも増えていたことから、お客様が理解しやすいように、取り扱い説明書などに擬音を表記するようにしています」(担当者)

 洗濯機に関しての掲載は、2015年12月頃に開始。2018年11月からは、ドラム式とタテ型に分けて掲載されている。

ドラム式洗濯機 BD-STX110G(L) (提供:日立グローバルライフソリューションズ株式会社)
タテ型洗濯機 BW-DKX120H(提供:日立グローバルライフソリューションズ株式会社)

 擬音のリスト化にあたっては、実際の問い合わせの際にあった表現や、社内でも関係者で音を聞きながら候補を挙げ、わかりやすい表現に絞り込んだという。

 掲載前後で問い合わせ内容に変化はあったのだろうか?

「わかりやすいとのお声を多くいただいており、大変ありがたく思っております。また、一部のお問い合わせでは、音の文字(オノマトペ)だけでは正常か異常が判断できない、人それぞれで感じる・表現する音が異なる、といったようなご指摘はありました。そのため、ホームページの『使いかたの動画』には、音に関する動画を公開し、そこへのリンクも記載して実際の音を聞いていただくなど、ウェブページの改善も行っています」。

 自己判断をする際は、音だけでは故障原因の推察までは難しいため、音のする部位なども参考にしてほしいとのこと。

 もちろん、運転音に関するページ以外にトラブルシューティングも用意されている。最終的にはプロに判断してもらうほかないのだが、すぐに問い合わせできる状況ではないこともあるだろう。多くの情報が公式に提供されていることは、利用者にとって大きな安心材料と言えるかもしれない。

(取材・文=たかやまそら)

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