【ワカメちゃん】 1969年に発売されたママレンジは、ガスコンロを再現した家庭用電気で目玉焼きなどが作れる、女児向けのおままごとおもちゃです。ママレンジの発売後、クッキングトイとしてママシリーズが多数登場しました。
ママクッキーは、1975年に発売されました。クッキー作りを楽しめるオーブン仕様になっています。5・6歳以上が対象なのですが、今の時代だと安全面の問題で(メーカーによる製造や)販売は難しいと思います(笑)。
ちなみに、ママレンジはけっこう市場に出ていて、その後のシリーズとして登場したものの方がレアだったりします。特に、食器洗い洗浄機「ママディッシャー」は、当時食洗機自体珍しかったこともあって、かなりレアものです。
――「ママシリーズ」の当時の影響力は?
【ワカメちゃん】 シリーズ全般に影響力があったと言えますが、一番初めに発売された「ママレンジ」は相当な人気がありました。コマーシャルもよく流れていたので、今でも(そのCMソングを)歌うことができます(笑)。なかなかの高額だったため、みんながみんな持っているようなおもちゃではありませんでした。近所のお友達のお家に行って遊んだことがあります。
――現在も、ママシリーズは人気がありますか?
【ワカメちゃん】 露天で実物をご覧になったお客様は「懐かし〜!」とよくおっしゃいますね。おばあちゃんの家や、いとこの家にあったという声もよく聞きます。中には、当時買ってもらえなかった方からの「大人になった今購入したい!」という声もあります(笑)。
皆さんに喜んでいただけるので、ママシリーズは手に入れたら露天によく出します。コレクターの方、お孫さんへのプレゼントとして購入される方もいますね。
――ママクッキーで、実際にクッキーを焼くことはできるのでしょうか。
【ワカメちゃん】 もちろんです! 一応オーブン仕様ですので、低温でじっくり調理するものは可能かと思います。アヒージョや、グラタンなど、ご飯系も基本調理はできると思いますよ。
――そこまで人を引き付けるママシリーズの魅力は、ズバリ何でしょう?