外出の際、毎日のように履く靴。自分の足に合わない靴を履いていると、姿勢に影響し、体の不調にもつながってくるのだそう。自分に合った靴を選ぶにはどうすればいいのか。「BELLE やさしい靴工房 須磨パティオ店」(神戸市須磨区、以下、BELLE)のスタッフ、眞弓さおりさんに聞いた。BELLEは、“靴のまち”神戸・長田で、50年間自社工房にて靴を手作りしている。
「靴はむくみがちな夕方に買う方がいい」とよく言われるが、実際はどうなのだろう。
「一般的には“夕方に足がむくむ”と言われていますが、足のむくみ方は人それぞれで、夕方にむくむ方もいれば午前中にむくむ方もいます。程度も人によって異なり、活動時間帯などによっても変わってきます。(選ぶタイミングとして)おすすめしているのは、お客様が靴を履いて行動されることが多い時間帯です」(眞弓さん)
同店は女性客が多いそう。中には、外反母趾(ぼし)や魚の目、巻爪など、足に悩みを抱える人も……。年齢を重ねるとともに足裏のアーチが崩れることが、足のトラブルにつながっていくのだという。
こうした足のトラブルを未然に防ぐためにと、眞弓さんが紹介するのが『足トレスリッパ・グーパー』。
「こちらを使えば手軽に″足指つかみ運動”ができます。とくに主婦の方は、とにかく時間がないという人も多いのですが、これは、家事をしながらでもテレビを見ながらでも、足の健康に気をつかえるスリッパです。お家でこっそり、“ながらトレーニング”できれいな足を目指してもらえます。むくみや冷えにも効果的で、疲れにくい歩行スタイルが身につきます。サイズはS・M・Lがあり、男性にも使っていただけます」(眞弓さん)
そして、夏と言えばやはりサンダルを履くことも多い。眞弓さんの今年のおすすめは″グルカサンダル”の「PAIN(パイン)」。グルカサンダルは、通気性とホールド感に優れたサンダルで今季流行中だ。肌にやさしいヴィーガンレザーを編んだデザインで、足の甲も足首もしっかり固定する一方、底材はふかふか。つま先が見えにくく、マジックテープで脱ぎ履きも簡単だという。同店には、ほかにも定番から新作までさまざまサンダルが多数並んでいた。
また同店では、途上国へ物資支援につなげる「ローファー乗り換えキャンペーン」を展開。長く愛用した同店のローファーや、足に合わなかったなどの理由で履かなくなった他社のローファーを500円で下取りしている。下取り品をメンテナンスし、支援団体を通じて途上国への支援物資とするそうだ。
体全体を支えて日々頑張っている足。足の不調が体の不調につながっていかないよう、自分にあった靴を選ぶようにしたい。
※ラジオ関西『河上幸恵のゆる~くふわっと魔法の時間』2022年7月22日放送回より
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【『須磨パティオpresents河上幸恵のゆる~くふわっと魔法の時間』】
【須磨パティオ公式HP内「BELLE やさしい靴工房」】
◆BELLE やさしい靴工房 須磨パティオ店
兵庫県神戸市須磨区中落合2丁目2番1号 須磨パティオ1番館2階
(神戸市営地下鉄「名谷駅」すぐ)
電話 078-754-6673
営業時間 10:00~20:00
定休日 元日
国産の上質な人工レザーを使用。“ドーム製法”という特殊な作り方で特許を取得、柔らかな履き心地を追求する靴の店。「足にやさしい靴」を信念に生産・販売し、お客さんを笑顔にするお手伝いをしている。